2017
09.15

黒革の手帖の終わり方の感想と意味について「ラストってめちゃくちゃロマンチックな結末」「雑に終わらせて台無しにされた感じ」

2017年7-9月期, 黒革の手帖

画像出典:「黒革の手帖」公式ツイッターより

 

ドラマ「黒革の手帖」の最終話の終わり方に賛否両論分かれてネットが沸いています。

小説と全然違いすぎて」と批判的な声もあれば「めちゃくちゃロマンチックな結末」とする意見もあって感想は分かれています。

「黒革の手帖」の終わり方の感想と意味について、まとめてみました。

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黒革の手帖の終わり方の感想と意味

ドラマ「黒革の手帖」の最後で主人公原口元子(武井咲)は恐喝容疑で逮捕されるわけですが、まるで予期していたようにニヤリと笑って終わります。

この終わり方は、原作小説にあった病院の寝台に乗せられ「私は殺される!」と叫んで終わるラストシーンでも、前作の米倉涼子版元子の様に警察に踏み込まれて店の中を走って逃げ回るラストシーンでもない、上品と美しさを全面に出した武井咲版元子らしいラストシーンでした。

この余韻の残る終わり方には、「これで完結ではなくいつか続きがあります」という意味が込められているような気がします。

ネットではこの終わり方に、「雑に終わらせて台無しにされた感じ」「小説と全然違いすぎて」と言った批判的な声もあれば、「元子の悪を貫く所が最後までぶれず面白かった」「その後気になるから続編やってほしい」という賞賛や期待の声もあり、賛否両論がありました。

とても面白かったけど、まだまだその先を知りたい気がするわ!
 

ネットの反応・感想まとめ

Yahoo!リアルタイム検索でツイッター投稿などをピックアップしてみました。

「黒革の手帖の最終回を観た。小説と全然違いすぎてビビった」

「元子に会えなくなるのは寂しいっすね。」

「あのラストもふたりの筋書き通りだったってことなのかな」

「最後の元子・安島のニヤリ顔… 波子もその後気になるから続編やってほしい」

「凶悪犯でもない女一人を逮捕するのに、あんな大挙して押し寄せるわけがない。」

「契約書を物理的に破っただけで、契約がなかったことになるわけない」

「最終回、綺麗に悪はみな裁かれたオチ、元子の悪を貫く所が最後までぶれず面白かった、」

「雑に終わらせて台無しにされた感じ。」

「最後の最後まで面白かった!」

「2人で地獄に落ちる”という選択のラストってめちゃくちゃロマンチックな結末だよなあ。」

出典:twitter

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わたしの感想

今回は予想していた原作どおりの衝撃の結末にはならず、元子も安島(江口洋介)もまるで予期していたような逮捕前に余裕の笑みを見せるラストシーンでした。

それは、一枚の領収証や預金メモが書かれた「黒革の手帖」だけでは証拠不十分ですぐ釈放されることが彼ら2人には判っていたからでしょう。

それは、前回2004年米倉涼子版でもすぐに釈放されているとおりです。

安島から元子に対し「これから僕の言うことをよく聞いて欲しい」という電話がありましたが、そこで打ち合わせ済みだったのです。

 

ドラマ全体としては、わたしは今回の武井咲版の原口元子には好感していますが、安島が最後まで元子を支援し、元子もそれに頼り続けた終盤は、元子の「男に頼らないで生きる」という覚悟がどこかへ飛んでしまって、原作小説のテーマの1つを見失ってしまった感を憶えます。

そうね、市子の言ってた男に頼っているように見せて男を手の中で転がす昭和の女より、男に頼らないで生きる平成の女の方がカッコイイと思うわ!
 

まとめ

振り返ってみると、今回のラストシーンは、松本清張が描いた原作小説の衝撃的な終わり方でも、前作の素の元子の姿を描いた終わり方でもない、抑えた感じの仕上がりだったと感じた人が多かったのではないでしょうか。

今作で特徴的だったのは、安島と元子の関係、原作では安島が裏切り、前作では元子が復讐、そして今回は最後まで二人の愛と信頼関係は続きました。

その辺りが「“2人で地獄に落ちる”という選択のラストってめちゃくちゃロマンチックな結末だよなあ」という投稿にも表されている気がします。

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