2017
09.20

夏ドラマ2017評価とおすすめ!今から見るならこの3つ

2017年7-9月期, 黒革の手帖

2017年の夏ドラマ、良い悪いは別にして新しい試みをした斬新なドラマが多かったように思います。

CGと実写を組み合わせてアンドロイドを動かしてみたり、主演女優がツイッター動画に登場して自分の意見を述べたり、その評価はマチマチでしたが、新しいドラマの姿が垣間見られて、その意味で面白かったおすすめのドラマをご紹介したいと思います。

 

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夏ドラマ2017評価を独断で3つ紹介します

最初にご紹介するのが、日本テレビで毎週月曜深夜枠(24:59~25:29)に放送されていた「孤食ロボット」です。3体のアンドロイド(ロボット)が独り暮らしのご主人様の家で、栄養管理や食生活の指導をするというとてつもなく突飛で楽しい発想のドラマでした。

ムジャキ(有岡大貴)、ヤンチャ(高木雄也)、オットリ(早乙女光)の3体のアンドロイドは、居酒屋「隠し包丁」で食事をして3000ポイント貯まると貸与される仕組みになっていて、ご主人様と一緒に暮らすのですが性格がそれぞれ違っています。

仕事にのめり込みすぎて女子力ゼロ余裕ゼロのキャリアウーマンのご主人様高木希巳(三倉菜奈)には素直で一途なムジャキ、

コミ障で会社の仲間との交流に自信が持てない矢口豊(森田甘路)にはタメ口でご主人様を呼びつけるヤンチャ、

妻からいきなり離婚を切り出され出て行かれた小橋アキオ(阿南健治)には感情を表に出さず冷静なオットリが貸与されます。

3人のご主人様に起こる様々なアクシデントを3体のアンドロイドがお主人様の幸せを願って活躍するドラマです。

しかし、ご主人様が幸せになって“おひとり様”でなくなると返品される運命となっていることをアンドロイドたちは知っているのです。

 

次にご紹介したいのが、テレビ朝日で毎週木曜日9時から放送されていた「黒革の手帖」です。
このドラマは松本清張の小説「黒革の手帖」を原作とした物語ですが、スペシャルドラマも含めれば過去5回も放送されていいて、それぞれ個性の強いその時代を代表する女優が主役を演じてきた作品でした。

そこへ今回は若干23歳の武井咲が登場「周囲の冷たい視線を」打ち砕き、見事に武井版上品な主人公原口元子を演じ切りました。

銀行の派遣社員だった元子が、銀行から横領した金で銀座のクラブ「カルネ」のママになり、その美しい容姿と「黒革の手帖」に記された借名預金リストによって迫り寄る男どもを餌食にし、
銀座で一番のクラブ「ルダン」を手に入れようとするサクセスストーリーの結末は今回どうなったのでしょうか?

見てのお楽しみです。

 

最後にご紹介するのが、日本テレビの毎週日曜10時30分から放送されていた「愛してたって、秘密はある」です。
基本は司法修習生の黎(福士蒼汰)と爽(川口春奈)の恋愛ドラマなのですが、黎には中学生の頃、母晶子(鈴木保奈美)に暴力を振るう父奥森皓介(堀部圭亮)を殺し、母とともに庭に父を自宅の庭に埋めた過去があったのです。

しかし、婚約者の爽にもそのことだけはどうしても言えません。

苦しむ黎に追い打ちをかけるように恐ろしいメールや戦慄する出来事が次々と襲います。

犯人は誰なのか?

ドラマは途中からサスペンス一色に染まってゆきます。

そして、ラストには驚愕の事実が待っていました。

 

これらのドラマがおすすめな理由

ご紹介したドラマに共通しているおすすめの理由は、どれも新しい試みに挑戦してドラマの将来の方向性を示している点で、 もっと具体的に言えば、刑事ものと医療ものを作っていればドラマは成立するという現在のドラマ界の常識へのアンチテーゼです。

 

「孤食ロボット」は、人間の体の心の健康をアンドロイドが守り修復していくという近未来に実際にありそうな設定になっています。

この物語で繰り広げられるアンドロイドと人間の心の交流と絆は、人間同士がもうすでに生き残るために捨て去っていたものでした。

誰もがきっとそれに気付かされ、毎回開眼させられる見る価値があるドラマです。

 

「黒革の手帖」は、人の持つ欲望が限りのないものだと感じさせてくれる屈指の話だからです。
そしてこのドラマの凄いところは、主人公の渡る数々の危ない橋をハラハラドキドキしながら見守る私たち視聴者が追い付けない程、スピード感のある結末へのアプローチを大切にしている点です。急展開のドラマを観たければこれです。

 

そして最後の「愛してたって、秘密はある」の特筆すべき点は、ミステリーのタブーとされてきた結末にあえて挑戦している点にあります。

それを、新しいミステリードラマへの出発点と見るかどうかは別として、いままでになかったドラマを見せてくれたことは確かです。

本格ミステリー好きの人には、最高に面白いことは私が保証します。

 

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評価まとめ

Yahoo!リアルタイム検索でツイッター投稿などをピックアップしてみました。

 

「孤食ロボット最終回を今見終わって 感動して泣いてしまった」

「孤食ロボット見れてることに感動してる」

「シンドラ見たけど、孤食ロボット戻ってきてほしい」

「有岡くんを見る事ができて、こんなに幸せな事はありませんでした。」

 

「黒革の手帖、武井咲の美しさとしたたかさと言ったら!!ゾワゾワします。」

「悪党がいい感じに描かれてて面白かった」

「悪女のわりに人に同情し信じるお人好しでハラハラするのは武井咲かな」

「若いママが根性と金への執着心で裏ボスまでギャフンと言わせるさまにどこか高揚」

 

「愛ある。犯人がどうとかもはやそんなんどうでもいいくらい、福士くん最高だな。」

「犯人おらなすぎてそのパターンもあるんかな思ってたけどまさかその通りとはな。」

「ビデオカメラで犯人の顔わかる時そこらのホラーより断然怖かったわ」

「登場人物が抱える謎と伏線も全部筋が通って納得できたから総じて面白いドラマだった」

 

出典:twitter

 

感想、まとめ

2017年の夏ドラマは老人の終末がテーマのドラマで主役級の大女優が亡くなったり、主演女優が自分のツイッター動画で過激発言して話題を作ったりといろいろトラブルもありましたが、すべて夏の白昼夢として忘れましょう。

この夏の収穫は、実験的な新しいドラマや若く輝いている俳優・女優さんたちに出会えたことです。

お薦めした作品には、数多くの将来の期待の星が出演しています。そこを見逃さないで下さい!

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